子供の頃から勉強よりも絵を描いたり物を作るのが好きでした。
社会人になってもやりたい事が見つからず、職を転々としていた時…
ふと見たテレビ番組で、レザークラフト体験が流れていました。
見た瞬間、コレだと閃いたのを今でも覚えています。
それから三ヶ月後には、バッグひとつ抱えて北海道から上京。…25歳の時でした。
東京都江戸川区にあるハンドバッグ製造工場で、爬虫類(エキゾチックレザー)の加工製造を専門に8年間、数々のハンドバッグを製造し、また職人としての技術を学んできました。
その頃から、個人的な趣味として自分が欲しい革小物、友人からのリクエスト品をコツコツと作り続けていました。
友人のリクエストに応えているうちに
お客様が本当に欲しいデザインを提供できるバッグ屋になりたい。と考えるようになりました。
32歳の時、たまたま訪れた木更津
緑が濃くて自然も多く、地元札幌を思い起こさせました。
夜になると、空に東京では見たこともないくらいの星空を見ました…
のんびりした田園風景の中、工房を経営する自分が見えた気がしました。
34歳、ついに職人として独立、まずは小さな工房から始めました。
独立当初は、メーカーの受注製造のみ活動してきた森山工房…
最近では、念願のオリジナル製品の製造販売(大好きなウサギに偏っていますが)など好きなこともちょこちょこやりつつ…オーダーメイドや修理、リメイクのご相談をお受けしています。
ここ最近では、これまで培ってきた革職人としての技術を伝えていこうと教室も始めました。
令和4年は、工房を初めて10周年
これまでたくさんのお客様に支えてもらって、ここまで頑張ってこれました。本当にありがとうございます!
これからも、さらに革にしっかり向き合っていきたいという想いを込めて、森山工房から森革工房へ名前を変更しました!改めて、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
夫婦二人で、アットホームな工房を目指して、たくさんのお客様と一緒に、森革工房を育てていきたいと思っています。
2024年10月
森山 聖久・めぐみ
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